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現在の仕事内容と、これまでのキャリア
主に銀行の情報系システムの開発を担当してきました。一言で情報系システムといっても、法人融資や個人ローン、預金関連など多岐にわたります。大がかりなプロジェクトになると年単位で開発が進められることも珍しくありません。東京に長期出張して、親会社である東京のNTTデータで進められている開発プロジェクトに参加したことも何度かあります。最近だと、銀行が保有するさまざまなデータを一元管理して、銀行のグループ会社も含めて利活用できるようにするためのシステム開発にNTTデータのメンバーと共に携わり、NTTデータNCB側のリーダーとして東京に半年間出張していました。また、入社2年目の途中から1年半、NTTデータに出向して、メガバンクのシステム開発に関わったこともあります。NTTデータが有する先端技術を用いた大規模なプロジェクトに参加するチャンスが多いことは当社の魅力です。
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心に残っているエピソード
入社2年目から3年目にかけて、NTTデータに出向して学んだことがシステムエンジニアとしての私のベースになっています。当時はまだ経験が浅く、お客様であるメガバンクの担当者と対話して要件定義を進めることに苦労しました。メガバンクの法人向けインターネットバンキング開発案件だったので、お客様からの要求も高度なものとなり、何を求めているのかを理解するのに必死でした。その最中に、お客様はシステムをつくりたいのではなく悩みを解決したいのだ気付いたことが、私のキャリアにおけるターニングポイントです。それからはシステムありきではなく、いかにお客様が使いやすいか、課題解決に効果的であるかを最優先に考えたシステム開発を心掛けています。指示された作業だけをするのではなく、依頼された仕事の背景を意識することの大切さは後輩にも伝えています。
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OJTの先輩としての心掛け
正確性が求められる金融系システムを手掛けていることもあって、当社には真面目で誠実な人が多い印象があります。かといって決して堅苦しいわけではなく、ざっくばらんに相談できる雰囲気があり、私自身、若手の頃には先輩や上司と話しやすい関係だったことに助けられました。キャリアを重ねるにつれて、私がOJTの先輩として新人をサポートする機会が増えてきたので、何でも相談しやすい雰囲気づくりを心掛けています。また、最初にじっくりと説明を受けてから仕事を進めたい人、ある程度自由にやりながら覚えていきたい人など、一人ひとりの性格やスキルを見極め、画一的な指導にならないように意識しています。東京への出向や長期出張、銀行システム以外の開発経験といった貴重な経験をさせてもらってきたので、そこから得た学びや気付きを後輩に伝えていくことも私の役割だと考えています。